2015年9月12日
EDITOR : sekino
【持家が良いか、賃貸が良いか】
■35才夫婦子供一人、家賃10万円でシュミレーション
一般的な例でシュミレーションしてみました。
世帯主35歳で住宅を購入し、30年ローン(金利2%程度)で住宅ローンを組んだ場合と、住宅購入せずに賃貸住宅に住み続けた場合の比較です。
世帯年収700万円(世帯主年収500万円、配偶者200万円)で、頭金300万円で3,000万円位の住宅購入をするケースで考えてみます。
■生涯コストは3,000万円の差
表をご覧ください。
生涯にかかる住宅コストを分かりやすくグラフにしてみました。 賃貸の場合も、住宅ローンの場合も月々の支払額はそれほど変わらないことがわかります。
しかし賃貸は死ぬまで払い続けなければなりません。 一方、住宅ローンはいつか返済が終わります。 返済が終わったあとは、売却可能な資産となります。 10年、20年ではあまり変わりませんが、80歳までの生涯で考えると3,000万円の大きな差が生まれることがわかります。 この差は住宅ローンが終わる60歳以降からこの差が歴然となります。
表からうかがえるように、タイミング良く住宅ローンを組んで持家を持つということは重要なことです。 資産形成になりますし、老後の備えという側面も持つのです。
■万が一の保険
住宅ローンには「団体信用生命保険」という生命保険に加入するものがほとんどです。
「団体信用生命保険」とは、住宅ローンを借りた人が亡くなってしまったり、高度障害となった場合に、金融機関が残った住宅ローンを支払ってくれるというものです。 ご主人に万が一の場合があった場合を想像してみてください。 住宅ローンであれば、その後の支払はなくなります。そして残された家族の住むところは守られ、かつ売却可能な資産として家族の元に残ります。 賃貸住宅であればそうはいきません。月々の家賃は継続的に続きます。家賃負担が重ければ引越ししなければなりません。 このように、住宅ローンは「万が一の備え」となります。 配偶者やお子さんには人生の大きな保険ということにもなります。
■ファイナンシャルプランニングという考え方
今回紹介させていただいたのは、ファイナンシャルプランニングという考え方です。
欧米では当たり前のお金の知識ですが、日本でもこの考え方は浸透しつつあります。 賢いお金の使い方を知り、生涯の家計のシュミレーションをしてみる考え方です。 弊社では、セミナーや相談会にお越しいただくすべてのお客様に、このFPのお話をしています。 家計を見直し、いろいろなシュミレーションを通して、実際に数百万円とお得なったご家族もいらっしゃいます。 大変ご好評をいただいておりますので、ぜひご利用ください。